2013/07/20

継手リングでリバースマクロ撮影

さて、前回の時点でかなりのマクロ撮影でした。多分。
今回はそれとは違うマクロ撮影を。
2本のレンズ、しかも望遠と広角を必要とします。

何を使うでしょう?
…タイトルにあるように、継手リングです。
今回手に入れておいたのは、八仙堂というところの継手リング(オス-オス)。

これの使い道の例は、
継手リングを2個組み合わせて簡易フードに使えます。とのことです。
調べると結構その使い方をしていますね。

これを、こう使うだけで超高倍率レンズの完成です!!
レンズは、 Sigma18-50+Sigma 70-300。

これをボディに付けると長玉レンズのような形に。
なんか変だなと思ってしまいますが…



リバースのときがこれ。
この時点で結構倍率が高いし、そこそこきれいに感じるこの1円玉。

この望遠リバース(なんて呼べばいいんでしょう?)を使うと、
このレベルで写るのです!!
…というか傷だらけだな、この1円玉。

これについてはいろいろと補足が必要だと思いますが、
使い方は至って簡単。
リバースのときと同じように、広角側にしておきます。
そして望遠レンズと広角レンズのフィルター側を継手リングでつなぎ合わせます。
その状態でボディにマウントして撮影。
あ、望遠レンズは望遠側にしたときが一番の高倍率です。

ちなみに、ひとまずAFが効きます。
望遠レンズのAFが動くから、でしょう。
まあ、実際に使えるレベルのAFかは不明。
本来より長くなっている(=重くなる)ので、モーターへの負荷が大きいんじゃないか?
そもそも暗すぎて合わないんじゃないか?などなど。

うまい話には裏がある、というわけで大変なところを。
この撮影方法、半端じゃなく暗くなります。
今回は、望遠レンズがEF-S 55-250 IS IIでした。
F値は5.6、焦点距離が250mm。
WBオートで0EV、ISOは100。
つまり、リバースとほぼ同じ条件。
シャッター速度だけが大幅に変わります。
速度は、10sec。
リバースでは1.3secでしたが、望遠リバースでは10sec。
ほぼ10倍の露出時間が必要となります。
やはり、ファインダーは真っ暗。マクロライトは必須だと思います。

そしてこの方法は、
55-250にかなり大きなクローズアップレンズを付けているのと同じ効果になるんじゃないかな?と思ってます。
安く高倍率を!というならこの方法はいいかもしれません。


ところで、リバースマクロという方法はレンズの性能をじかに受けるのか、キットレンズじゃシャープな写りは期待できませんので悪しからず。

そろそろまとめます。
この継手リングの方法で、ひとまず超高倍率が可能です。暗くなるけど。
そして、八仙堂というところで購入しましたが、日本国内なら1000円程度(800円+送料等)なので格安です。
AmazonでもSTOKというところで1500円で売っているようです。
面白そうだと思うなら2000円かけてやってみるのもありかもしれません。
ということで。

数点、補足を。
写真の構成と実際使用した構成は別です。どちらかといえば、ファインダー撮影は不可能なので、α7Digitalでは撮影不可も同然です。
また、非常に暗いため、ある程度強力なライトがあったほうが確実です。
最後に、レンズ同士で相性があるかもしれません。近いフィルター径なら問題無いとは思いますが、あまりに違うとうまく撮影できないかもしれません。

0 件のコメント:

コメントを投稿