2013/02/19

リモートケーブル その2

レリーズケーブルの話を続けますが、レリーズケーブルってどういう仕組みか分かりますか?

適当な絵ですが、このような仕組みです。

まず、3本の板があります。
これをとりあえず①、②、③として考えると、

まずAF状態に押し込みます。
そうすると①、②が接触してAFが作動します。

そのまま押し込むとレリーズにします。
すると③も接触してすべて接触します。

これがレリーズリモコンの仕組みです。



ピンの並び方はこうなっているようです。

EOS KissではなくKiss Digital、ですね。
どれには使えるか分かりませんが、恐らくKiss系はたいていこれでしょう。

とりあえずこうなっています。

EOS Kiss Digitalではこの回路でも作動するようです。
AFとレリーズが分かれているタイプです。

というより、すべてのボディでこの仕組みなら楽だったんですがね…

この回路の欠点が、α-7Digitalでは使えない、という問題ですね。

α-7 Digitalでは3ピンすべてが接触するときにレリーズが作動するようです。
この回路ですると…レリーズリモコンのスイッチを押している間は半押しでシャッターが切れるという機能になります。

対策をしようと思ったのですが、ダイオードなんて手元に無いのです。
AFとレリーズを直結するとAFのみができない。
同時押しはリモコンとして面倒だから除外。
結果、自作で最初のあの回路のリモコンを作りました。
ですが、使いづらいので前回のレリーズケーブルを改造したわけです。

ついでですが、このレリーズスイッチ。
たいていはこんな楽な回路のようです。

本体のレリーズスイッチを押すと、回路に通電、シャッターが下りる。
リモコンはそれに並列回路を増やす。

こんな単純な仕組みでした。

ここはどうでもいい情報となりますが、
EOSの場合、2.5V前後を流しているようです。
αの場合、4.5V前後のようです。

この回路が分かったとき、単純な発想で本体のレリーズスイッチを押すとリモート側のスイッチは0Vになるじゃないか。
つまり0Vになったときレリーズしているのだろう。
ということを考え付きました。
何に使うんだそれ、ですが。
何かのロガーにでも使えたら面白いかもしれませんね。

という、よく分からない検証?の報告でした。
20Dは今、手元に無いので作れませんし、D70sは形状が複雑なので作っておりません。
これらは互換品を買ってプラグのみ使おうかなと画策中です。
改造したらタイマーレリーズを使うときも1個で済みますから、そこも改造のメリットですね。

ここらで締めます。

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